静電容量無接点方式のキーボードが気になってるけど、どんなキーボードなの?
静電容量無接点方式キーボードが欲しいけど、値段が高いから失敗したくない!
オススメの静電容量無接点方式キーボードを知りたい!
静電容量無接点方式のキーボードが、どんなキーボードなのか気になっている人も多いのではないでしょうか?
静電容量無接点方式のキーボードは、普通のキーボードと比べるとダントツに価格が高いですよね。
しかし、タイピングしたときの音やクリック感は、静電容量無接点方式のキーボードじゃないと味わえません。
それは、静電容量無接点方式という仕組みだからこそ味わえる独特の感覚です。
そこで、今回は静電容量無接点方式のキーボードについて取り上げてみました!
静電容量無接点方式キーボードの仕組みの解説から、オススメのキーボードも紹介しています。
静電容量無接点方式のキーボードが気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください!
静電容量無接点方式キーボードの特徴
静電容量無接点方式キーボードの特徴を紹介しています。
静電容量無接点方式キーボードが、他のキーボードと比べてどのような違いがあるのか解説していきます。
静電容量無接点方式とは?仕組み
静電容量無接点方式は、スイッチ自体に接点が存在していません。
キーを押すことによって、コニックリング(スプリング)が変形し、基板上のセンサーが静電容量の変化を検出します。
静電容量無接点方式は、静電容量の変化で入力されたかどうか判断されるので、この値を変更することで、どれぐらい押したら反応させるか、ユーザー自身で設定できます。
つまり、キーを底まで押し込まなくても、入力することが可能です。
入力の強弱(速さ)により、大文字と小文字を打ち分けることもできるキーボードもあります!
チャタリングが発生しない
静電容量無接点方式は、物理的な設定がないため、チャタリングのエラーが発生しません。
メカニカルキーボードでは、キーボードにホコリが溜まったり、汚れたりすることでチャタリングが発生することが多いです。
チャタリングとは、キーを1回押しただけなのに、複数回入力されてしまう現象です。
長時間のタイピングでも疲れない
静電容量無接点方式は、キーを打ったときの底つき感が少なく、打ち心地が軽いので、長時間タイピングをしていても疲れにくいのが特徴です。
エラーの少なさや、長時間のタイピングでも疲れないので、毎日大量の入力作業をする人には、最高のキーボードです。
耐久性が高い
静電容量無接点方式は、現時点では耐久性が最も高いキーボードになります。
物理的な接点がないため、劣化もほとんどなく、まず壊れることがありません。
静電容量無接点方式のキーボードを使いこんで壊したら、もう元は取れていると思います(笑)
タイピングが気持ちいい
静電容量無接点方式のキーボードは、とにかく打ち心地が気持ちいいです!
スコスコという音、キーを打ったときのクリック感...一度ハマッたら抜け出せません。
まだ、触ったことがない人は、ぜひお店で触ってみてください。
価格がとにかく高い
静電容量無接点方式キーボードのデメリットは、価格が高いこと!
価格帯は大体14000円~35000円ぐらいになります。
非常に高価なキーボードですが、製造に手間がかかること、耐久性の高さなどを考えれば、しかたないかなとも思います。
耐久性が高いので長い目で見るとコスパは高いです。
デザインが渋い
静電容量無接点方式のキーボードは、業務用で使われていることも多いので、シンプルで硬派なデザインが多いです。
メカニカルキーボードのように、LEDが光ったりするキーボードは多くありません。
ただ、最近では少しずつ商品のラインナップが増えてきているので、今後さまざまなデザインのキーボードが出てきそうです。
静電容量無接点方式キーボードの選び方
静電容量無接点方式のキーボードを選ぶときに、確認しておいたほういいポイントを紹介します。
- 接続方式(ワイヤレスor有線)
- キー配列
- テンキーの有無
- Nキーロールオーバー対応
- 機能を確認する
最低限この5つは確認して、どうのようなキーボードが欲しいか決めていきましょう。
接続方式を決める
ワイヤレスのキーボードと有線のキーボードがあるので、どちらを使いたいか決めておきましょう。
ワイヤレスはコードがないので、狭いデスクでも邪魔にならずに使えます。
また、キーボードを持ち歩く人ことが多い人は、ワイヤレスが断然オススメ!
ただ、ワイヤレスだと充電が必要だったり、電池が必要だったりするので、ちょっとめんどくさいです。
デスクで長時間入力作業をする人は、有線のほうが充電・電池切れの心配がないのでオススメです。
有線なら充電・電池が切れて、いきなり入力ができなくなるストレスがなくなります。
配列を決める
キーボードには日本語配列、英語配列の2種類があるので、買う前に確認しておきましょう。
英語配列だと「全角・半角」や「変換」キーがついていません。
また、キーの配置が違うので、日本語配列をずっと使ってきてる人は最初戸惑います。
とくにこだわりがなければ、日本語配列がオススメですが、英語配列のシンプルなデザインもカッコイイです。
僕の同僚は、デザイン性から英語配列を使っています。
英語配列でも、慣れてしまえば問題なく使えます。
テンキーの有無を決める
テンキーが必要かどうか確認しておきましょう。
数字の入力が多い人は、テンキーは必須です。
ただ、テンキーをなくすことで、キーボードがかなりコンパクトになります。
狭いデスクで使う人や、持ち歩く人はテンキーがないキーボードがオススメです。
Nキーロールオーバー対応
Nキーロールオーバー対応かどうか確認しておきましょう。
Nキーロールオーバーとは、複数のキーを同時に押した場合、押された順序に従ってすべて認識されるかどうかの機能です。
高速で入力したときに、同時押しのような入力をしても全て正確に入力されます。
とくにゲームをプレイする人は、Nキーロールオーバーに対応したキーボードを選ぶようにしましょう。
Nキーロールオーバーに対応していれば、正確な入力が可能となります。
機能の確認をする
メーカーによって、オリジナルの機能が備わっています。
<例>
- アクチュエ―ションポイントを変更できる
- キーの配置によってキーの重さが違う(小指で押すキーは軽いなど)
- 静音仕様のキーボード
このように、静電容量無接点方式のキーボードでもそれぞれ特徴があるので、購入前にどんな機能がついているのか確認しておきましょう。
アクチュエーションポイントとは、キー押したときにどれぐらいの距離で入力するかどうかの判断をする設定です。静電容量無接点方式のキーボードは、この設定ができるのが大きな特徴でもあります!
静電容量無接点方式キーボードのオススメメーカー
静電容量無接点方式のキーボードを発売しているオススメのメーカーを紹介します。
高い買い物になるので信頼できるメーカーから買いたいですよね!
東プレ(Topre)
東プレは東京都中央区日本橋に本社がある日本のメーカーです。
静電容量無接点方式のキーボードと言えば、東プレというぐらい有名です。
REALFORCEというブランドを展開しており、すべてのモデルに静電容量無接点方式を採用しています。
商品のラインナップは、業務用キーボードからゲーミングキーボード、Macと同じ配列のキーボードなど幅広いです。
静電容量無接点方式のキーボードを探すなら、まず初めに東プレのキーボードを確認しておきましょう!
ピーエフユー(PFU)
PFUは、スキャナー、キーボード、プリンターなどPC関連機器などを製造・販売している日本のメーカーです。
キーボードは「HHKB(Happy Hacking Keyboard)」というブランドで販売しています。
静電容量無接点方式のキーボードを検索すると、HHKBという単語をよく見ると思います。
発売されているシリーズは、HYBRID Type-S・HYBRID・Classic・Professional JP・Lite2・Lite2 for Macがあります。
また、東プレとコラボしてREALFORCE R2 PFU Limited Editionというキーボードも発売しています。
アキーヨ(AKEEYO)
AKEEYOは、ドライブレコーダー、バイク用ドライブレコーダーなどを中心に開発・販売している中国のメーカーです。
静電容量無接点方式のキーボードは、NiZとういシリーズで展開しています。
ワイヤレス、有線のどちらでも使えたり、必要なキー数でキーボードを選べるなどの特徴があります。
ゲーミングキーボードとして使う人は、RGBバックライトをつけることもできます。
価格は東プレ、PFUと比べて比較的安く設定されていますが、性能は引けを取りません。
コスパ重視で考えるなら、AKEEYOのNiZがオススメになります。
追記
2024年1月現在価格が以前と比べて価格が高くなっています。
発売当初15,000円~17,000円ほどでしたが、現在は23,000円程します。
ちょっと値上げ幅が大きすぎる...。
17,000円程度まで落ちたら間違いなく買いなのですが。
オススメの静電容量無接点方式キーボード
オススメの静電容量無接点方式キーボードを紹介していきます。
大きさやテンキーの有無など、使用する環境に合わせてキーボードを選びましょう!
東プレ REALFORCE リアルフォース R3SC12
接続方式 | 有線(USB) |
---|---|
キー配列 | 日本語配列 |
テンキー | 無し |
Nキーロールオーバー | 対応 |
東プレから発売されている静電容量無接点方式のキーボードです。
スコスコという音が心地いいキーボードで、クリック感もとても気持ちがいいです。
静音性も高く、オフィスなどで使っても全然問題ありません。
APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能がついていて、スイッチのオン位置を変更可能となっています。
HHKB Professional HYBRID Type-S
接続方式 | ワイヤレス(Bluetooth)・有線(USB) |
---|---|
キー配列 | 日本語配列 |
テンキー | 無し |
Nキーロールオーバー | 記載なし |
コンパクトで使い安いHHKBの静電容量無接点方式のキーボードです。
キーの配列がプログラマーを意識していて、よりスピーディーにタイピングが可能となっています。
BluetoothとUSBで接続でき、Bluetootheは最大4台まで接続できます。
また、簡単なキー操作で使用するデバイスを選択して接続することが可能です。
AKEEYO Niz
接続方式 | ワイヤレス(Bluetooth)・有線(USB) |
---|---|
キー配列 | 英語配列 |
テンキー | 無し |
Nキーロールオーバー | 有線接続の場合同時押しですべて入力 Bluetoothモードでは6キーロールオバー ※6ヵ所同時押し可能 |
有線だけではなく、Bluetooth接続にも対応しているため、スマホやタブレットなど複数デバイスで使えます。
テンキー無しなら、コンパクトなので持ち運び用としても使うことが可能。
OSは「Android」「Windows」「iOS」「Mac」に対応しているのも特徴的です。
REALFORCE Mac
接続方式 | 有線(USB) |
---|---|
キー配列 | 日本語配列 |
テンキー | 無し |
Nキーロールオーバー | 対応 |
東プレから発売されている、Mac向けの静電容量無接点方式のキーボードです。
キー配列がMacなので、普段からMacに慣れているユーザーには嬉しいキーボードです。
Mac専用ソフトウェアで、各キースイッチの無効化、CapsLockとCtrlキーの入れ替え、インジケーターLEDの色設定、さらにAPC機能搭載モデルでは各キースイッチの反応位置を個別に設定できます。
東プレ REALFORCE RGB TKL R2TLA-JP4G-BK
接続方式 | 有線(USB) |
---|---|
キー配列 | 日本語配列 |
テンキー | 有り |
Nキーロールオーバー | 対応 |
東プレから発売されている静電容量無接点方式のゲーミングキーボードになります。
東プレの静電容量無接点方式キーボードで、光らせたいならこの商品一択です!
各キースイッチのオン位置を1.5mm、2.2mm、3mmの3段階のキーストロークの深さから選んで調節できるため、ゲームに応じてキースイッチの反応速度を最適化できます。
また、専用のソフトウェアで、バックライトのカラーをカスタマイズすることもできます。
まとめ
静電容量無接点方式のキーボードは、下記のような特徴があります。
- チャタリングなどのエラーが発生しない
- 長時間のタイピングでも疲れない
- 耐久性が高い
- タイピングが気持ちいい
- 価格がとにかく高い
- デザインが渋い
静電容量無接点方式のキーボードは、毎日長時間タイピングをする人にとっては、本当にオススメのキーボードです。
キーボードを打ったときの音、クリック感がクセになるので、一度使ったら離れられません(笑)
価格が高いのがネックですが、耐久性がとても高いので、長い目で見ればお得かなと思います。
ただ、安い買い物ではないので、失敗しないためにも、買う前にどんなキーボードが欲しいのか、下調べしてから買うようにしましょう。
この記事が、静電容量無接点方式のキーボードを選ぶときの参考になれば幸いです!