キーボードの打鍵感ってなに?
打鍵感が最高のキーボードはどれ?
そもそも打鍵感の読み方がわからない...
キーボードの打鍵感がよくわからず、調べている方は多いのではないでしょうか?
キーボードの説明によく出てくる「打鍵感」という言葉。
キーボードの打鍵感とは、キーを押したときの音や手応えのことです。
自分が使いやすい打鍵感のキーボードを使うと、タイピングがしやすくなります。
ただ、キーボードによって、打鍵感は大きく変わるので、打鍵感にはどのような種類があるのか理解しておくことが重要です。
そこで、今回はキーボードの打鍵感について、わかりやすく紹介していきます。
この記事を読んでいただければ、どんな打鍵感のキーボードがあるのか、ある程度全体を理解できるようになります。
キーボードを選ぶ際の目安になるので、ぜひ参考にしてみてください!
キーボードの打鍵感とは?
キーボードの打鍵感とは、キーを押したときの指に伝わる感触や音のことを言います。
打鍵感の読み方は、「だけんかん」です。
さまざまな打鍵感のキーボードがあるので、キーボードをよく使う人は打鍵感にこだわったキーボードを使っていることが多いです。
僕も自分に合った打鍵感のキーボードを探すために、無駄に?キーボードを買って試しています。
キーボードの打鍵感は奥が深いですが、そこまで難しいことはないので安心してください!
それでは、どのような打鍵感のキーボードがあるのか紹介していきたいと思います!
キーボードの種類で打鍵感が違う
キーボードの種類は、主に4つに分けられます。
種類によって打鍵感が違います。
- メンブレンキーボード
- パンタグラフキーボード
- メカニカルキーボード
- 静電容量無接点キーボード
打鍵感にこだわる人は、メカニカルキーボードか静電容量無接点キーボードを選ぶ人が多いです。
メンブレンキーボード
メンブレンキーボードは、デスクトップPCなどで広く採用されているキーボードです。
安く購入できるため、会社などではほとんどメンブレンキーボードが使われています。
打鍵感は、ゴムの柔らかい感触が特徴的で「パスパス」としたよく聞くタイピング音です。
パンタグラフキーボード
パンタグラフキーボードはノートPCなどで使われている薄いキーボードです。
キーストローク(キーを押してから底までの距離)が浅く軽いため、疲れにくいのが特徴です。
打鍵感は、軽い押し心地で「シャカシャカ」と静かで軽いタイピング音になります。
メカニカルキーボード
メカニカルキーボードは、それぞれのキーが独立していてるキーボードです。
価格は少し高いですが、構造的に耐久性が高く、長期間使用できます。
打鍵感は、搭載されているスイッチに(軸)によって大きく変わります。
自分好みのスイッチ(軸)を選んで、好みの打鍵感で使えるのが大きな特徴です。
静電容量無接点方式キーボード
静電容量無接点方式キーボードは、スイッチ自体に接点が存在していないキーボードです。
キーを押すことによって、コニックリング(スプリング)が変形し、基板上のセンサーが静電容量の変化を検出します。
静電容量の変化で入力されたかどうか判断されるので、この値を変更することで、どれぐらい押したら反応させるか、ユーザー自身で設定することが可能です。
打鍵感は、スコスコとした気持ちがいい感触でとても人気があります。
スイッチ(軸)で変わる打鍵感
メンブレン・パンタグラフキーボードは、どのキーボードを選んでも基本的には大きく打鍵感は違いません。
わかりにくいのが、メカニカルキーボードです。
メカニカルキーボードは搭載されているスイッチ(軸)によって大きく打鍵感が変わります。
また、スイッチ(軸)の種類が多いので、何がなんだかわからない人も多いと思います。
そんな人は、まずはスイッチのタイプを3つだけ覚えておきましょう!
- クリッキー
- タクタイル
- リニア
スイッチ(軸)には、青軸・茶軸・黒軸・赤軸など、さまざまな種類がありますが、大きく分けると3つのタイプに分けられます。
軸 | 音の大きさ | キーの軽さ | クリック感※1 | 用途 |
---|---|---|---|---|
赤軸 | ★★★(小さい) | ★★★(軽い) | ✕ | オフィス |
茶軸 | ★★★(小さい) | ★★★(軽い) | △ | オフィス・ゲーム |
青軸 | ★★★(大きい) | ★★★(重い) | 〇 | ゲーム |
※1 キーを押して底に達したときに指に伝わる感触
リニア
引用:CHERRY公式サイト
リニアは、押していく途中に引っかかりがないタイプのスイッチです。
スムーズなタイピングと小さいタイピング音で人気のあるスイッチになります。
代表的なスイッチは、赤軸・黒軸です。
タクタイル
引用元:CHERRY公式サイト
タクタイルは、弱い引っ掛かりを感じられるタイプのスイッチです。
青軸ほど強い引っかかりがないので、スムーズにキーを押すことが可能です。
タイピング音も青軸より小さくなっています。
代表的なタクタイルは、茶軸です。
クリッキー
引用元:CHERRY公式サイト
クリッキーは、キーを押したときに引っかかりのあるタイプのスイッチです。
スイッチを押した感触が強く感じられるので、リズミカルにタイピングができます。
ただ、引っかかりが強い分タイピング音は他のスイッチよりも大きくなります。
代表的なクリッキーは、青軸です。
キーキャップで変わる打鍵感
打鍵感はキーキャップでも大きく変わってきます。
キーキャップは、使われている素材や形状によってキーを押したときの感触が違います。
とりあえず、下記2つの素材を知っておけばいいでしょう。
ABS素材:一般的なキーボードに使われている安価な素材。表面はツルツルしていて、「カチャカチャ」とした打鍵感が特徴
PBT素材:ABS素材より高価だが、耐久性がありサラサラ・ザラザラした感触。厚みがあるので「コトコト」とした重みのある打鍵感が特徴
ほとんどのキーボードがABS素材かPBT素材です。
素材で迷ったら耐久性の高いPBT素材を選んでおけば無難!
キーボードで最高の打鍵感なのはどれ?
打鍵感は人それぞれの好みなので、どれが最高ってのはありませんが評判が良い&人気のあるキーボードはあります。
それはHHKB!
HHKBは打鍵感にこだわっているキーボードで、一度タイピングしたら他のキーボードに戻れないという人もいるぐらいです。
HHKBはシンプルなキーボードなのですが、キー配列が工夫されていて効率よくタイピングできるのが特徴になります。
HHKBは通常のキーボードと比べると、値段は高くなりますがキーボード好きなら1度は使ってみたいキーボードです!
スイッチ(軸)を変えられるキーボード
さまざまなスイッチを試してみたい人は、スイッチの交換が簡単にできるメカニカルキーボードがあります。
スイッチを外してハメるだけなので、簡単に交換することが可能です。
いろいろなスイッチを試してみたい人は、ホットスワップスイッチ機能が搭載されたメカニカルキーボードを選んでみましょう!
僕もホットスワップスイッチ機能が搭載されたメカニカルキーボードを使用しています。
まとめ
キーボードの打鍵感とは、キーを押したときの指に伝わる感触や音のことを言います。
打鍵感は、キーボードの種類・メカニカルキーボードのスイッチ・キーキャップなどで変わります。
自分好みのキーボードを探している人は、メカニカルキーボードのスイッチにこだわることで、タイピングしやすいキーボードを見つけることが可能です。
ただ、スイッチによってタイピング音が大きかったり、キーが重かったりするので、可能ならテスターやお店で試しにタイピングしてみるのをオススメします!